Y❗️ニュース発表!たった3年で「自宅の壁がボロボロに」…外壁塗装業界の闇
- 2021.10.17
外壁塗装といえば、住宅メンテナンスの代表格であり、一般人にとっては「十年に一度」の大がかりで高額な工事です。しかし業界内では「外壁塗装ほど手抜きしやすい工事はない」と言われており、悪質業者が多く存在することをご存じでしょうか。悪質業者に依頼するとどんな工事をされるのか、あとあとどんなトラブルに見舞われるのか。一般人が気づかない「手抜き」の実態を見ていきましょう。
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耐久性、防水性、遮熱性…塗料の「性能」が台なし
■2回塗りで工事を終えてしまう
外壁塗装や屋根塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。下塗りは下地を補強し、仕上げ塗料と下地との密着性を高める働きをします。
中塗りは、下塗り用塗料の色を消して、上塗り用塗料との密着性を高めるために行います。中塗り・上塗りと仕上げ塗料を2回以上塗らないと、塗料がもつ防水性や遮熱性などの性能が十分に発揮されず、すぐに塗料が剥がれてしまったり、下地が劣化してしまったりして問題が生じてしまいます。
上塗りは中塗りで生じた色ムラや気泡を改善する役割があります。しかし、悪質な業者は下塗り、上塗りの2回塗りで工事を終えて工期を短縮し、塗料費用をごまかそうとする場合があります。そのため、見積書をしっかりとみて、3回以上の塗装回数があるかどうかをしっかりとチェックしてください。
なお、2回塗りのみでOKな塗料もありますので、塗装を開始する前に確認してください。
■塗装前の洗浄を適当に済ませる
屋根塗装や外壁塗装は、塗装する前に高圧洗浄機で汚れやカビなどをしっかりと落とさないと適切な工事が行えません。汚れやカビの上から塗装してしまうと、塗料がすぐに剥がれてしまい、塗料の性能がしっかりと発揮されず、すぐに塗装し直すことになってしまいます。
悪質業者は工期を短くするために、この工程を適当に済ませてすぐに塗装工程に移ろうとすることがあります。塗料の性能が十分に発揮されないので、しっかりと洗浄してもらうようにしてください。